後悔ゼロでマンションを売却ガイドと高く売るための秘訣
マンションを売りたいけれど、「どの不動産会社に依頼すべきか」「査定価格は相場より高いのか」「費用や税金で損しないか」など、不安を感じていませんか?
築年数や住宅ローンの残債、買主との交渉の仕方、譲渡所得税の控除や確定申告の準備まで、マンション売却には多くの注意点と専門知識が求められます。さらに、売却活動の流れや契約書類、媒介契約の種類によっても、手数料やトラブルリスクが大きく変わってしまうのが現実です。しかも、契約や引き渡しに関する知識不足が原因で、買主と信頼関係を築けず、成約に至らなかったケースも少なくありません。
この記事では、不動産会社選びから価格査定、内覧対応、売買契約、引渡し、確定申告に至るまで、全ステップをプロの目線で徹底的に解説します。今から読み進めれば、売却活動のすべてを見通しよく把握でき、費用や時間の無駄を防ぎながら、あなたの物件を納得の価格で売却できるはずです。
株式会社トップトラストは、不動産の購入、管理、税務相談、売却など幅広いサービスをご提供しています。お客様のニーズに応じた最適な不動産プランをご提案し、安心・安全な取引をサポートいたします。また、経験豊富なスタッフが税務や法務に関するご相談にも対応し、お客様の大切な資産を守るためのアドバイスを行っています。不動産に関するあらゆるご要望にお応えし、お客様の夢を実現するお手伝いをいたします。

| 株式会社トップトラスト | |
|---|---|
| 住所 | 〒160-0007東京都新宿区荒木町5番地 四谷荒木町スクエア5F・6F |
| 電話 | 03-5315-0370 |
目次
マンションを売る前に知っておくべき5つの重要な前提知識
マンションを売る人が続出する理由
現在、分譲マンションの売却希望者が増加しています。この傾向は一過性の現象ではなく、複数の社会的・経済的要因が絡み合っており、売却を検討する人にとってはタイミングを見極める材料が豊富に存在します。
第一に、マンション価格が高騰傾向にある点が見逃せません。不動産経済研究所のデータによれば、首都圏の新築マンション平均価格はここ10年でおよそ1.4倍に上昇しており、中古マンションの価格にも影響を与えています。この高価格帯が維持されている今こそが“高値売却”のチャンスと見なされ、多くの所有者が売却に踏み切っているのです。
次に、住宅ローン金利の先行き不透明感も、売却を促進する要因です。日銀の金融政策修正が取り沙汰される中、将来的な金利上昇リスクを懸念して、今のうちにマンションを売却して資金を確保しようとする動きが広がっています。
また、住み替えニーズの高まりも売却数増加に直結しています。テレワークの普及や家族構成の変化を背景に、より広い住まいへの移行や、駅近物件から郊外の戸建て住宅への移転が増え、「売って住み替える」動きが加速しています。実際に、マンション売却を検討する人のうち約40%が「住み替え」を理由に挙げています(LIFULL調査より)。
さらに、相続による取得が増加している点も見逃せません。団塊の世代から次世代への資産移転が本格化しており、空き家問題とも絡みながら「使わないマンションを売却したい」というニーズが表面化しています。特に地方都市では、この傾向が顕著です。
売却が加速する主な要因一覧
| 要因 | 内容 |
| 価格上昇 | 中古市場の価格高騰で高値売却が可能に |
| 金利不安 | 住宅ローン金利上昇を見越したリスク回避 |
| 住み替え需要 | ライフスタイル変化による新たな住居ニーズ |
| 相続増加 | 不要資産としての売却希望が増加 |
| 築年数限界 | 築20年超の資産価値下落前に手放す動き |
つまり、売却トレンドは「高値で売れる今のうちに売却して資産を最適化する」という考えに基づいた合理的な動きが主流です。この流れに乗るか否かは、所有者の状況や目的によって異なりますが、売却の検討材料として極めて重要な要素となることは間違いありません。
10年住んだマンションは本当に売れるのか?築年数と売却価格の関係性
「築10年のマンションはもう売れないのでは?」という不安を抱く方は少なくありません。しかし、実際には築10年を経過したマンションでも十分に売却可能であり、売却価格も条件次第では高値が期待できます。
まず、築10年前後のマンションは「中古物件」として最も流通量が多く、人気があるゾーンに入ります。新築よりも価格が落ち着いており、なおかつ建物や設備もまだ新しいため、買主にとって魅力的な選択肢となるからです。
特に、以下の条件を満たす物件は売却成功率が高い傾向にあります。
築10年超マンションの高値売却条件
| 条件 | 解説 |
| 管理状態が良好 | 修繕履歴や管理組合の活動がしっかりしている |
| 立地が良い | 駅近、生活利便性の高いエリア |
| 間取りが人気 | 2LDK~3LDKで家族向け需要がある間取り |
| リフォーム済み | 内装・設備のリニューアルがされている |
| 売却タイミング | 年度末や春先など、買い手が動きやすい時期 |
さらに、築10年マンションは住宅ローンの残債が減ってきているケースが多く、売却価格がローン残債を上回る「アンダーローン状態」であることが期待できます。これにより、手元に売却益を残す可能性も高まります。
注意点としては、築10年を超えると「修繕積立金の増額」や「外壁・設備の劣化」が進行する可能性があるため、売却前に現況を把握し、内覧時の印象を良くする工夫が求められます。たとえば、ハウスクリーニングを実施したり、設備のメンテナンス履歴を提示するなどの工夫が有効です。
また、売却時期を工夫することも重要です。不動産業界では、2〜3月がもっとも取引件数が多く、価格も安定する傾向にあります。築年数がネックになりそうな場合は、こうした時期を狙うことで、購入希望者の心理的ハードルを下げることができます。
資産価値を保つマンションの条件と長期的視点での売却プラン
資産価値の高いマンションとは、売却時に高値で買い手がつきやすく、築年数を経ても市場価値を維持できる物件を指します。このようなマンションには共通する条件がいくつか存在しており、購入段階からこれを意識することで「出口戦略」としての売却成功を実現できます。
以下は、資産性を保つマンションの代表的な特徴です。
資産性が高いマンションの条件
| 項目 | ポイント |
| 立地 | 都市中心部、駅徒歩10分以内、再開発エリアなど |
| 管理体制 | 管理会社が大手で、修繕計画が明確 |
| 建物構造 | 耐震性の高い構造、劣化しにくい素材使用 |
| ブランド力 | 大手デベロッパーが分譲した物件 |
| 共用施設 | 防災設備や宅配ボックスなどの付加価値 |
このような条件を備えたマンションは、築年数が進んでも価格の下落幅が小さく、「買ったときよりも高く売れる」可能性を秘めています。特にブランドマンションや駅近再開発地域の物件は、コロナ禍以降の回復需要と重なり、取引価格が上昇傾向にあります。
一方、長期的な売却戦略としては、以下のポイントを押さえることが不可欠です。
- 築5年以内なら「新築プレミアム」が落ちる前に売る
- 築10年〜15年なら「大規模修繕前のタイミング」で売る
- 築20年以降は「リノベーション済み+住環境の良さ」をアピール
また、事前にマンション売却の無料査定を複数社に依頼し、相場や買い手ニーズを把握することも重要です。査定時には、間取り図・管理規約・長期修繕計画書などを準備することで、正確かつ有利な価格評価が得られます。
「住み続ける前提」だけでなく、「売るつもりで買う」という意識を持つことで、マンションは単なる居住空間から将来的な資産としての価値を持つ選択肢へと変わります。
マンション売却の流れと必要な手続き・書類
不動産会社の正しい選び方と一括査定サイトの賢い使い方
マンション売却を成功に導く第一歩は、不動産会社選びと査定の活用方法にあります。市場において「どの会社に依頼するか」で売却価格やスピードが大きく変わるのは事実です。特に一括査定サイトの普及により、複数社の査定額を比較検討することが容易になっていますが、信頼できる不動産会社を見極めるには、それ以上の視点が必要です。
まず、査定には「机上査定」と「訪問査定」の2種類があり、机上査定は簡易的な価格算出に留まるため、最終的な判断材料にはなりません。必ず訪問査定を依頼し、現地での建物の状態や周辺環境を含めた評価を受けることが重要です。信頼できる会社を見極めるには、査定額だけでなく「査定根拠の説明力」「担当者の対応姿勢」「過去の売却実績」などを基準にすべきです。
また、囲い込み(他社の買主を排除して自社で売買を成立させる行為)を防ぐためにも、オープンな販売活動を行う会社を選ぶべきです。実際に複数社の販売活動履歴を比較して、レインズ登録の有無や反響数の報告体制を確認することで、誠実な対応をする不動産会社かどうかが見えてきます。
以下に、不動産会社選びにおいて見るべきチェックポイントを整理しました。
| 評価項目 | チェックポイント | 評価の目安 |
| 査定額 | 他社と比較し極端に高すぎないか | 適正価格を提示している |
| 査定根拠の提示 | 市場相場・成約事例・築年数等の明示 | データに基づいた説明がある |
| 担当者の対応 | 質問に対する受け答えや知識量 | 丁寧でわかりやすい説明 |
| 売却実績 | 同地域・同条件の物件取引経験 | 実績データを提示できる |
| 囲い込みの懸念 | レインズ登録状況・報告の頻度 | 開示姿勢が明確 |
このような視点で複数の不動産会社を比較することで、売却成功率は大きく向上します。特に「査定額が高いから」という安易な理由だけで選ぶことは避け、売主利益を第一に考えた誠実な対応をしてくれる会社を選定してください。
信頼できる不動産会社を見極め、かつ効率的に査定比較を行うためには、一括査定サイトの賢い使い方がカギを握ります。全国対応の大手ポータルに加え、地域密着型の不動産会社が多く参加しているサービスを活用することで、バランスのとれた比較が可能です。現在、AI査定機能を搭載した新しい一括査定サービスも登場しており、より精度の高い見積もり取得が可能になっています。
不動産会社を選ぶ際は、以下の行動を取ることで、より確実な結果を得られます。
・一括査定サイトで複数社を比較
・担当者との初回面談で質問を投げかける
・販売方針と囲い込み対策を確認
・定期的な報告体制の有無をチェック
・実績・得意分野・エリア情報を確認
信頼と実績のある会社との出会いが、納得のいく価格とスムーズな売却の第一歩となります。
媒介契約の種類とそれぞれの特徴
マンション売却を不動産会社に依頼する際、最初に結ぶのが「媒介契約」です。この契約の内容次第で、売却スピードや成約条件に大きく影響するため、内容を正しく理解しておくことが極めて重要です。媒介契約は主に「一般媒介」「専任媒介」「専属専任媒介」の3種類に分かれ、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。
以下の表で各媒介契約の違いを整理します。
| 項目 | 一般媒介 | 専任媒介 | 専属専任媒介 |
| 複数社との契約 | 可能 | 不可(1社のみ) | 不可(1社のみ) |
| 自己発見取引(自分で買主を見つける) | 可 | 可 | 不可 |
| レインズ登録義務 | なし | 7日以内 | 5日以内 |
| 業務報告義務 | なし | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 |
| 囲い込みのリスク | 低 | 中 | 高 |
| 向いている人 | 積極的に売却を進めたい人 | 不動産会社の手厚いサポートを望む人 | 会社に完全に任せたい人 |
「囲い込み」とは、本来であれば他社の仲介によって買主が見つかる可能性があるにもかかわらず、自社での取引に限定してしまう不正な営業手法を指します。これは主に専任媒介・専属専任媒介で発生しやすく、売却機会を損なう可能性があります。
囲い込みを防ぐためには、以下の対策が有効です。
・レインズ(指定流通機構)への登録状況を確認する
・販売活動報告の頻度と内容をチェックする
・他社からの問い合わせ対応の記録を確認する
・査定時の説明内容に不透明な点がないか確認する
また、媒介契約を結ぶ前に、必ず以下の点を不動産会社に質問しましょう。
・囲い込みをしない旨の明言はあるか
・レインズ登録後の登録内容の写しを提示できるか
・他社からの問い合わせは受け入れる方針か
信頼できる不動産会社であれば、これらの問いにも明確に回答し、売主の利益を最優先した提案をしてくれるはずです。逆に、囲い込みを前提にした営業トークをする会社は、媒介契約後に販売活動が形骸化する恐れがあり注意が必要です。
囲い込みは売却の機会損失を招くだけでなく、結果的に価格の引き下げや長期化の要因にもなりかねません。
媒介契約は単なる書類上の取り決めではなく、売却を成功させるための戦略的な選択です。売却活動を有利に進めるためにも、契約内容の理解と不動産会社への適切な確認を怠らないことが重要です。
販売活動から内覧対応までの流れと成功させるための工夫
マンションの売却では、いかに物件の魅力を買主に伝えられるかが成功の鍵です。販売活動は広告掲載からスタートし、内覧対応を経て購入希望者との交渉へと進みます。この一連のプロセスをスムーズに進め、かつ高値で成約させるためには、売主側の準備と工夫が欠かせません。
まず、販売活動における一般的な流れを確認しましょう。
| ステップ | 内容 | ポイント |
| 1 | 物件写真撮影・広告作成 | 自然光での撮影、プロカメラマンの活用も有効 |
| 2 | レインズ・ポータルサイトへの掲載 | SUUMOやHOME'Sなど複数媒体に掲載 |
| 3 | 問い合わせ対応・日程調整 | スムーズな対応が買主の信頼を高める |
| 4 | 内覧対応 | 印象アップのための清掃・整理整頓が必須 |
| 5 | 条件交渉 | 柔軟かつ戦略的な価格対応 |
特に「内覧」は購入意思を大きく左右する重要な機会です。買主に好印象を持ってもらうためには、以下のような準備が効果的です。
・室内の清掃を徹底し、生活感を極力排除する
・照明を明るくし、日中の内覧ではカーテンを開けて自然光を取り入れる
・消臭対策として、タバコやペットの匂いを取り除く
・収納スペースは8割程度の容量に抑え、広さを演出する
・水回りの清潔感を保ち、リフォーム済みならその情報を明記する
また、売主が在宅する内覧では、買主の行動を監視するような態度はNGです。できるだけリラックスした雰囲気を提供し、質問には簡潔かつ明るく答えるように心がけましょう。
販売活動では、「どのように見せるか」が最終的な価格に直結します。特に都市部では、似たような条件のマンションが多く競合するため、他と差別化できる演出や、共用部の管理状況・眺望の良さなど「強み」を的確にアピールすることが重要です。
以下のような工夫も反響数を増やすポイントです。
・家具付き販売のオプション提案
・ペット可・駅近・高層階といった特徴を強調
・3Dバーチャルツアーなど最新技術の導入
・オープンルーム(予約不要の内覧会)を開催
現在では、SNS広告やLINEによる反響対応など、デジタルマーケティングの活用も広がっています。信頼できる不動産会社であれば、こうした最新手法も柔軟に取り入れてくれるため、提案力にも注目しましょう。
内覧対応と販売活動は、「魅せる力」と「戦略性」の両立が鍵です。準備を怠らず、細部にまでこだわることで、理想の売却につながります。次は、売買契約締結と引き渡しの具体的ステップについて解説します。
高く売るためにやるべき対策と戦略
内覧時に印象をアップさせるための準備と工夫
マンション売却において「第一印象」が成約価格や売却スピードに大きな影響を与えるのは、不動産取引の現場では常識です。内覧時の印象が悪ければ、いかに立地や築年数、価格条件が優れていても買主の購買意欲は低下し、価格交渉や再検討を促される原因になります。では、実際に印象アップのために売主ができることは何か。ここでは、内覧対応の準備・演出方法を徹底的に解説します。
まず最初に重要なのが「清掃と整頓」です。内覧前には専門業者によるハウスクリーニングの依頼も視野に入れるべきです。特に水回り(キッチン・浴室・トイレ)は購入希望者が最もチェックするポイントであり、生活臭やカビ汚れがあるとマイナス評価に直結します。築年数が古い場合でも、清潔感があるだけで「丁寧に住まわれていた印象」を与えることができます。
次に、視覚と嗅覚へのアプローチです。昼間の内覧では自然光を最大限取り入れ、カーテンを開けて明るさを演出してください。夜間の場合は照明をすべて点灯し、照度のバランスも確認します。香りについては、無臭〜柔らかい石鹸系が好まれます。逆に芳香剤の強い匂いは「においでごまかしている」と思われることがあるため注意が必要です。
空間演出についても、購入後の生活を想像できるように整えることが効果的です。たとえばテーブルの上に花や雑誌を置く、リビングの照明を暖色系に調整するなど、モデルルームのような演出を目指しましょう。ただし「演出しすぎ」は逆効果なので、あくまで“自然に暮らしている感じ”が重要です。
以下に、内覧前の準備内容と目的を整理しました。
| 準備項目 | 内容の具体例 | 目的・効果 |
| 清掃・整頓 | 水回りの清掃、床・窓の拭き掃除 | 清潔感で印象アップ、使用感の緩和 |
| 照明・明るさの調整 | 全室の照明を点灯、電球の色を統一 | 明るく開放的な印象を演出 |
| 香りの演出 | 無臭または軽いアロマ(石鹸・柑橘系) | 快適さと清潔感を伝える |
| 空間の演出 | ソファやテーブルに装飾、観葉植物設置 | 居住後のイメージを喚起 |
| 私物の整理 | 家族写真や生活感のあるものは撤去 | 買主が自分の生活を想像しやすくする |
このような準備を徹底することで、買主にとって“購入の決め手”となる「ポジティブな第一印象」を残すことができます。
また、内覧希望者は平均して2~3件の物件を比較しています。その中で印象に残る物件は「生活イメージがしやすい」「丁寧に管理されている」「設備や管理状態が明確」といった要素が揃っています。逆に、どんなに築浅のマンションであっても内覧時に無機質で雑多な印象を与えてしまえば、「管理状態が不安」「想像が湧かない」として候補から外されるリスクがあります。
さらに、空室で販売している場合と、居住中の場合では内覧時の対応方法が異なります。空室であればハウスクリーニングとステージングの導入を検討し、居住中であれば事前の私物整理とスケジュール調整が鍵を握ります。
最後に、売却成功者の多くが実践している共通点として「プロによる内覧演出支援」があります。不動産会社によっては、ステージング業者と提携して初回無料で対応してくれる場合もあるため、仲介会社選びの際にはこうした支援サービスの有無も確認しましょう。
買主との価格交渉で損しない心理テクニック
マンション売却時の価格交渉は、売主にとって最も神経を使う工程のひとつです。適正価格で売るつもりが、大幅な値下げ交渉に応じてしまい、想定より何十万円も低い価格で手放してしまうケースも少なくありません。しかし、買主側の心理を理解し、交渉術を習得することで、価格を守りつつスムーズな成約へと導くことが可能です。ここでは、価格交渉で損しないための実践的な心理テクニックを解説します。
まず前提として、買主は「最初の提示価格から下げられる前提」で交渉してきます。このため、価格設定はあらかじめ「交渉余地を含めた金額」にすることが基本戦略です。たとえば、売却希望価格が3,500万円であれば、初期の販売価格は3,680万円程度とし、80万円〜100万円程度の「値下げ余地」を織り込んでおくのが一般的です。
買主が交渉に入る際に気にするポイントには以下のような傾向があります。
| 買主が重視する交渉要素 | 影響の理由 |
| 築年数・管理状態 | リフォームコストを想定し価格交渉に繋がる |
| 周辺の相場や他物件との比較 | 相場より高いと判断されると値下げ交渉の口実になる |
| 設備の老朽化 | 修繕費見込みを理由に価格を下げたい心理が働く |
| 売主の売却理由(急ぎなど) | 売主の立場が弱いと見なされると価格を下げられやすい |
このような背景を踏まえ、売主が意識すべきテクニックには以下があります。
心理テクニック1「売る理由を明かしすぎない」
内覧時や交渉中に「急いで売りたい」「資金繰りが苦しい」などの事情を明かすと、買主に価格主導権を握られてしまいます。売却理由は「住み替えを検討中」など中立的にとどめましょう。
心理テクニック2「即答しないことで交渉主導権を保つ」
価格提示や条件交渉を受けた際、すぐに回答するのではなく「家族と相談してから回答します」と返すことで、心理的な“冷却時間”を作り、焦りを抑えられます。
心理テクニック3「相場感に基づいた反論」
相場より明らかに安い提示を受けた場合には、近隣物件の成約事例や不動産会社の査定書を活用し「根拠のある価格」で再提示するのが効果的です。
上記のような分析に基づいた価格設定・対応により、「納得の価格」での成約が現実的になります。不動産会社の営業担当に交渉を一任する場合でも、売主として「譲れる価格ライン」は明確に伝え、不要な値下げを避ける意識が重要です。
買主の心理を見極めた対応こそが、価格を守りつつ信頼を得るカギとなります。
戦略的な価格設定と相場分析のコツ
マンションを売却する際、もっとも重要な要素のひとつが「価格設定」です。高く売りたい気持ちは当然ですが、相場を無視した強気な価格は買主から敬遠され、結果的に長期売れ残りや値下げ交渉を招くリスクがあります。一方、安く設定しすぎれば本来得られた利益を逃すことに。ここでは、戦略的な価格設定と相場分析の基本を丁寧に解説します。
まず最初に、正確な価格設定には「複数の査定を比較」することが欠かせません。無料の一括査定サイトなどを活用し、3社以上の不動産会社から机上査定・訪問査定を受けましょう。
以下のように査定方式には違いがあるため、それぞれの特性を理解することが重要です。
| 査定方式 | 特徴 | 精度 |
| 机上査定 | 立地・築年数・面積などのデータベースから算出 | 簡易だが手軽 |
| 訪問査定 | 実際の室内・設備・管理状態などを確認 | より実態に即した価格 |
| 自動査定 | AIによる即時算出、参考価格として利用可能 | 精度は中程度 |
次に、周辺エリアの直近成約事例や、同じマンション内の過去取引データを比較することが重要です。特に、築年数・階数・面積・方角・リフォームの有無などの条件が近い物件の価格は「類似性が高い相場価格」として信頼性が高くなります。
適正価格を見極めるためには、以下の要素を同時に考慮することが求められます。
戦略ポイント1「市場の動向を読む」
不動産市場では、都市部の中古マンション価格はやや調整局面に入っています。住宅ローン金利や人口動態の変化、供給過多なども価格に影響します。
戦略ポイント2「築年数と価格下落の関係を把握」
築10年を過ぎたマンションは、平均して10年で10%〜20%前後の価格下落が見込まれます。ただし管理状態や修繕計画の有無で価格維持が可能な場合もあります。
戦略ポイント3「価格改定のタイミングを計る」
最初の2週間〜1カ月間が最も反響を得やすい期間です。この間に反応が鈍ければ価格調整も視野に入れます。反響が集中しない状態で長期間掲載すると「売れ残り物件」と認識されやすくなるため、早期判断が鍵です。
さらに、不動産会社との連携も極めて重要です。過去に成約した売買価格のデータベース(レインズ)を参照し、根拠ある価格設定をしてくれる会社を選ぶことで、市場にマッチした戦略的な価格提示が可能になります。
売主としては「売りたい価格」と「売れる価格」の違いを理解し、「戦略的な価格レンジ」を設定することが成功の近道となります。
まとめ
マンションを売るという決断は、大きな資産を動かす人生の転機のひとつです。そのため、準備不足や知識の欠如が思わぬ損失やトラブルを招くことも珍しくありません。特に不動産会社の選定、相場との価格差、住宅ローンの残債、譲渡所得税や確定申告といった税金の処理まで、慎重な対応が求められます。
売却後の確定申告や住宅ローンの一括返済、抵当権の抹消といった「売った後にやるべき手続き」が後回しになり、追加の税負担や手数料が発生する例も多数報告されています。実際に、事前に売却費用や税金の目安を試算していなかったことで、利益どころか赤字となるケースもあります。
この記事では、初めて売却を検討する方にもわかりやすく、不動産会社の選び方から内覧対応、価格交渉術、売買契約の流れ、そして引渡し後の税務処理まで、全体の流れと注意点を段階的に解説しました。マンション売却を成功させるには、知識と準備、そして冷静な判断が欠かせません。
迷いや不安を放置すると、手数料や税金で数十万円単位の損をするリスクもあります。今こそ行動を起こし、安心できる環境で納得のいく売却を進めていきましょう。正しい情報と準備が、あなたの資産を最大限に守る鍵となります。
株式会社トップトラストは、不動産の購入、管理、税務相談、売却など幅広いサービスをご提供しています。お客様のニーズに応じた最適な不動産プランをご提案し、安心・安全な取引をサポートいたします。また、経験豊富なスタッフが税務や法務に関するご相談にも対応し、お客様の大切な資産を守るためのアドバイスを行っています。不動産に関するあらゆるご要望にお応えし、お客様の夢を実現するお手伝いをいたします。

| 株式会社トップトラスト | |
|---|---|
| 住所 | 〒160-0007東京都新宿区荒木町5番地 四谷荒木町スクエア5F・6F |
| 電話 | 03-5315-0370 |
よくある質問
Q. 築10年以上のマンションでも高く売ることは可能ですか
A. 築10年以上経過したマンションでも、エリアの相場や管理状態、間取りや日当たりなどの条件次第では、3000万円台後半〜4000万円以上での成約事例も複数あります。特に現在は、駅近や再開発エリアの中古マンションに対する買主のニーズが高く、資産性の高い物件は築年数よりも「立地」「管理」「設備の状態」が価格に直結しています。価格査定では過去の取引事例や近隣物件の売買価格を元にした相場分析が重要です。
Q. マンションを売る際に発生する費用はどれくらいですか
A. マンション売却時に発生する費用には、不動産会社への仲介手数料物件価格×3.3%+6万6000円(上限)や、住宅ローン残債の一括返済費用、抵当権抹消登記費用、印紙税、場合によってはハウスクリーニングやリフォーム代などがあります。目安としては、売却価格の5〜8%を諸費用として見込んでおくと安心です。売却益が出る場合は譲渡所得税も発生するため、事前に税理士などへ相談し、確定申告に備えましょう。
Q. 一括査定サイトの利用は安全ですか?本当に高く売れる会社が見つかりますか
A. 一括査定サイトは最大6社〜10社の不動産会社から同時に査定を受けられるため、査定価格の比較と担当者の対応力をチェックするのに非常に有効です。ただし、高額査定だけを理由に契約するのは危険です。囲い込みリスクや契約形態の違いによるトラブルもあるため、一般媒介契約で複数社に依頼し、査定価格の根拠を明確に説明してくれる担当者を選ぶことが成功のカギです。
Q. ローン残債がある状態でマンションを売ることは可能ですか
A. 住宅ローンが残っている場合でも、マンションを売ることは可能です。売却価格から住宅ローンの残債を完済できれば問題ありません。抵当権を抹消するには、金融機関へ一括返済し、抵当権抹消登記を行う必要があります。万が一、売却価格がローン残債を下回る「オーバーローン」の場合は、不足分の現金準備や住み替えローンなどの検討が必要になります。現在では、オーバーローンに対応した住宅ローンも複数登場していますので、早めの相談と準備が重要です。
会社概要
会社名・・・株式会社トップトラスト
所在地・・・〒160-0007 東京都新宿区荒木町5番地四谷荒木町スクエア5F・6F
電話番号・・・03-5315-0370


